日常幸せストーリー 第4話 カレー屋にて
今日の仕事は自分の中では満足のいかない出来だった。ヘルプ先の店長やスタッフの方たちは「ありがとうございました。助かりました。またよろしくお願いします!」なんて言ってくれたが何故か腑に落ちない。何かモヤモヤする。気晴らしに美味しいものでも食べ ...
【猫との生活】18歳と17歳
動物病院でついでに猫の爪を切ってもらった。 うちの猫と先生は毎週会っているということもあり信頼関係が築けるているような気がする。予防注射の価格は前の病院のほうが安いから予防注射はどうしようか迷っていた ...
日常幸せストーリー 第3話 缶コーヒー
色とりどりの花が店頭を彩る。花屋は季節を感じられる仕事だ。チューリップは春。ひまわりは夏。コスモスは秋。そしてシクラメンは冬。オーナーが週3回早朝に市場へ出向き、私たちスタッフは開店1時間前のシャッタ ...
日常幸せストーリー 第2話 通勤電車
今朝の電車は異常に混んでいた。私の仕事は試食販売員。毎日違う現場に向かう。同じ現場は長くても2日。現場が違うことで毎朝新鮮な気分で出勤できるし、毎日のように顔を合わせる人もいないから煩わしい人間関係に ...
超短編ストーリー 第6話 番号
土曜日の午前中のことだった。青年は友達の家に行くため、電車で椅子に座っていた。誰もが聞いたことはあるであろう、流行りのゲーム機を手にしていた少年が向かいに座っていた。横にいる女性が母親らしいが、母親は ...
日常幸せストーリー 第1話 トイレットペーパー
「トイレットペーパー、かさばるので毎月配送してもらってるんですよ。なのに先週も今週も届かなくて今不安になってます」同僚のTさんの言葉に私も不安になっていた。マスクは繰り返し洗って使えるがトイレットペー ...
超短編ストーリー 第5話 ボツになりました
申し訳ございません。第5話の超短編ストーリーはボツになり、連載小説になりました。→連載小説
超短編ストーリー 第4話 空き缶
小学校の下校の時間。あっちゃんとさっちゃんが帰り道の緑道を歩いていると、古民家と新築アパートの間にある電柱近くで、落ちている赤い空き缶を見つけた。「あー!誰だろうね。こんな所に空き缶捨てた人!」さっち ...
超短編ストーリー 第3話 古民家
僕は散歩が大好きだよ。時間があれば散歩へ出かけるので、趣味と言っても過言じゃないよ。歩くルートは大体決まっているよ。皆、そうでしょう?僕の場合、部屋から少し歩いた住宅街の中の緑道だよ。その道を歩いてい ...
超短編ストーリー 第2話 駐車場
休日の昼下がりの出来事だった。私は遅くなった昼食を外食で済ませるため、車を走らせた。私はお洒落な飲食店が好きなんだ。今日は気分的に、最近郊外にオープンしたショッピングモールに行ってみたくてね。同じ郊外 ...
超短編ストーリー 第1話 憧れ
昨日の夜の出来事だった。会社から帰宅した私はシャワーを浴びたあと、いつものように一人でディナーを楽しんでいた。ちなみにディナーと格好つけて言ってるが大したものじゃあない。帰りがけのスーパーマーケットで ...