超短編ストーリー,執筆作品

舞子は都心から少し外れた町に済んでいる30代の女性。八月中旬の夜七時。彼女はオフィスワークを定時で終えて帰路を歩いていた。 神社では縁日が開かれ、夜見世も並んでいた。浴衣姿で酒と会話を楽しむ大人達、真剣に金魚すくいをしている子供達。「あー、 ...

超短編ストーリー,執筆作品

この宇宙を司る者はずっと宇宙を見下ろしていたが、あるとき「慈悲と壁の具体化」という念を掌に作り、息を吹きかけた。飛ばされた念は星々に届き、この辺境の惑星、地球にも降りそそぐ。その宇宙を【司る者】の念は ...

日常幸せストーリー,執筆作品

子猫の夢二と暮らして変わったこと。それは真っ直ぐ家に帰るようになったこと。夢二と暮らす前は行きつけのBarに立ち寄ってから帰宅するパターンだったのが仕事が終わると直帰だ。夢二が待つ家が大好きになった。 ...

超短編ストーリー,執筆作品

二月。池のある市営公園。 その若者のカップルがやって来たのは午前十一時位だった。その公園を観光する者はまだ居らず、前日まで雪が沢山降り、積もったままで辺りは足跡一つない雪景色であった。 彼氏の性格は一 ...

日常幸せストーリー,執筆作品

コンコンと、ドアを叩く音が聞こえた。「はーい」「エアコン工事の件で伺いました。」その言葉に安心してドアを開けるとそこには若い20代半ばの男性と50代半ばのべてらん感漂う男性用が作業着を着て立っていた。 ...

日常幸せストーリー,執筆作品

子猫の夢二が家に慣れるまでに5時間という時間を要した。ご飯と水を用意してからレオパード柄のファーの巾着袋の中から子猫を取り出してそっとご飯を用意した場所に置く。ご飯には見向きもせずにキョロキョロして冷 ...

超短編ストーリー

人の趣味は多種多様であるが、その中でも【作業】を伴うものには【練習】というものが存在する。 ゴルフ、楽器、料理、エトセトラ…。 A君は毎日コツコツとある事の練習をしているが、やればやるほど「自分はまだ ...

日常幸せストーリー,執筆作品

午前11時を10分過ぎた頃に携帯電話が鳴った。子猫の飼い主の女性からだった。「はい。」「さっきから待ってるんだけど来ないから電話したの!」「今日の午後1時に約束したはずですが…。」「えー!11時じゃな ...

日常幸せストーリー,執筆作品

子猫がうちに来る日が決まった。3月6日の午後1時に駅近くにある大きなケーキ屋さんの前で飼い主のご夫人と待ち合わせした。それを友人カップルにも伝えて子猫がうちに来る前に用意するものの買い物に付き合っても ...

超短編ストーリー,執筆作品

時は昭和。場所は駄菓子屋。小学5年生の海斗君はでゲームをするのが好きだった。 ゲームの機械は画面が仕切りで覆われていて前か横からしか見えないタイプ。立ってやる。ゲームの内容は右へ進むんでいく球を打って ...

日常幸せストーリー,執筆作品

「この子をあまり、ひとりにさせないでくださいね。寂しがると思います。」地方出張をまた終えて愛犬家の集う喫茶店でご夫人にお願いされた。「出張は今時期だけですし、来年は出張を断ります。」信頼されるのに私は ...