超短編ストーリー 第2話 駐車場

2020年4月25日超短編ストーリー,執筆作品

休日の昼下がりの出来事だった。

私は遅くなった昼食を外食で済ませるため、車を走らせた。

私はお洒落な飲食店が好きなんだ。

今日は気分的に、最近郊外にオープンしたショッピングモールに行ってみたくてね。

同じ郊外でもショッピングモールと私の部屋は山の反対側なので歩いては時間がかかるんだ。

道中、黒い車に理由はわからないがクラクションを鳴らされたが気にしない。

このあたりは治安が悪くていつもこうだから。

7分ほどでショッピングモールの前についた。

誘導員が居たが、わたしの車に気づいてないようだったので、こちらも気にせずに前の車とは反対の方向へ進んだ。

運良く一番奥だけ空いていた。

車を後ろ向きに駐車して、ショッピングモールの方へ歩いた。

そこで事件が起こった。

なんだろうか、わたしと同じ列に止めてある車を一台一台通り過ぎるたびに、なんともいいあらわせない心地よさを感じる。

お洒落な飲食店にいまから行くからか?違う気がする。どうしてだろう。

ふと自分の車の方へと目を移す。

「あ。」

7台の車の色が順に良い具合にグラデーションとなっていた。

わたしの車をのぞいて。


わたしはそそくさと車に戻ってショッピングモールの駐車場をあとにした。


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