日常幸せストーリー 第13話 付き添い

2020年5月10日日常幸せストーリー,執筆作品

さわやかな朝の目覚めだった。
休みの日はいつも10時過ぎまで寝てしまうが今朝は7時に目覚めた。

待ち合わせの時間まではたっぷり時間がある。
行きつけのbarの常連さんが今日は不動産屋に付き添いで来てくれる。
「女ひとりだとなめられるからね。付いて行くよ!」と言ってくれた。

その常連さんは私がbarへ行くと必ず私より先に店に居てホットコーヒーを飲んでいた。お酒は一滴も飲まないがbarが好きで連日barのハシゴをする。自然と仲良くなって時々一緒にbarのハシゴをする仲だった。

駅前に11時に待ち合わせしていた。
味噌汁に納豆、卵焼きにご飯の朝食を作って食べ、部屋の掃除に夢中になっていたら10時半になっていた。
「そろそろ準備しなきゃ」

髪をセットし赤いルージュをひく。
「よし!」

アパートの階段を降りて待ち合わせしている駅へ向かった。
常連さんは先に来ていた。
「朝、会うの初めて~!なんかさわやかだねー!」
「普段夜にしか会わない人と会うとなんだか照れくさいな!」

不動産屋は駅から近かった。二人で不動産屋のある階段を登る。
「ここだよ!」
「おはようございます!」
既に3名先客が居て、例のポニーテールの女性がテキパキと接客していた。
男子学生には「こっちを借りたほうが親孝行だよ。」
若い女性には「この物件は男性希望なんです。なぜかというと前に住んでいた女の子がストーカーされていて引っ越した物件なの!」

私に気がつく。
「いらっしゃいませ!こちらの物件、見てて下さい!」
そう言って電話帳くらいの分厚い書類を机の上に置いた。

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