日常幸せストーリー 第16話 契約
「そろそろ行かなきゃだねー」
「あっ、そうだった!」
居心地がよくて危うく寝てしまうところだった。部屋を出る時にふたりで玄関前で一礼した。不動産屋に戻る時、ひまわりハウスまでの目印になる建物を覚えておいた。
「おかえりなさーい」
例のポニーテールの女性がさわやかに出迎えてくれた。
「決めます!あそこに住みます!」
「気に入っていただけて良かったです。今からこちらの物件を取り扱っている不動産屋に連絡取りますね!今の時期は物件の相場が下がっていますのでもう少し安くできるか交渉してみますね!」
「ありがとうございます!」
こちらの物件では無かったことが少し残念だった。
ポニーテールの女性は親身に相談に乗ってくれて私の希望通りの物件を見つけてくれた。そしてさらに家賃を安く交渉してくれる。
大大大感謝!
敷金も戻らなかったし立ち退き料も貰えなかったりと残念な事はあったが、この不動産屋に来てから私は少しずつ幸せを引き寄せ始めていた。
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