超短編ストーリー 第39話 ゲーム

超短編ストーリー,執筆作品

時は昭和。場所は駄菓子屋。小学5年生の海斗君はでゲームをするのが好きだった。

ゲームの機械は画面が仕切りで覆われていて前か横からしか見えないタイプ。立ってやる。ゲームの内容は右へ進むんでいく球を打って敵を倒すゲームだ。なかなか上手く、他の子達は海斗君のプレイを目を輝かせて見ていた。横からアドバイスやら、ゲーム内容とは関係のない事を大きな声で喋ってたりしている子供もいる。
敵にやられると、
「あーぁ!」と煩い子供達。
煩すぎると海斗君も怒る。
「ちょっともうちょっと静かにしてよ!」
また敵にやられる
「あーあ!!」
もっと煩くなる。海斗君はイライラして怒る。
「うるさいなぁ!」

そう言うと周りに居た3人の子供達が走ってどこかへ行ってしまった。低学年だから海斗君が怒ったのが怖かったのだろう。残ったのはゲームをやっていた海斗君ともう一人の男の子だけ。たぶん海斗君と同じ位の歳だ。
「あ、やめたほうがいい!」
その子もそう言うと逃げるように何処かへ言ってしまった。

「え?やめるわけないじゃん、まだゲームオーバーじゃないもん」

「いや、ゲームオーバーだ!」
大人の女性の声であった。
「あ….先生」
いつのまにか学校の担任の先生が近くにいて口籠る。
「またゲームやってるな!やらないって約束しただろう」

そこで説教が始まる。
ゲームセンターとか外でやるゲームは悪影響、不良の始まりだとされ、その学校では禁止されていた。
見つかったら怒られる。それが分かってる上で、それでも好きだからやる。そんな時代があった。

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