超短編ストーリー 第46話 笑顔

超短編ストーリー,執筆作品

自転車で信号待ってたら信号の向う側のすぐ近くでおばさんが転んだ。

向う側で信号待ってたのは2人だが、背後の出来事には気づかない。

小学生の男の子がやや近くで観ていたが、子供だからかどう対応したら良いのか解らなかったのだろう。少しすると歩いていってしまった。

信号が青になってその方へ歩いた。

おばさんは起きはしたけれどまだ座った状態だったので声をかけた。

近くについた

「おばさん大丈夫ですか?」

なにやらまだどこか痛かったのか、落ち着かない様子だったので手を伸ばし、おばさんを起こした。

「大丈夫ですか、うちの母もよく転ぶので大変なのわかります。気をつけてくださいね。」

「どうもありがとうね~」

年配や老人などが転んだりしたら助けるのはあたりまえだと思っているけれど、傍から見たらやってることは偽善と思われるのかな?とふと思ったけれども、心の気持ちが晴れやかなことに越したことはないと思い、考えるのを辞めた。

病院の帰りに処方箋をもらいに席で待っていると、同じ長椅子の反対側に2,3歳の女の子を連れたお母さんが居た。

その女の子がちょこちょここちらまで椅子の上をあるいてやってきては自分に満面の笑みで笑いかけてくる。4,5回くらいだったか。

苦笑しながら「さっきからすみません」とお母さん。

「いえいえ。可愛いねー」と言って笑い返した。

その笑顔をみれたからか、親にもっとやさしくしたい。とまた思った。

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