日常幸せストーリー 第26話 子猫⑥

2020年6月5日日常幸せストーリー,執筆作品

「この猫ちゃんたち、私の誕生日に生まれたの!11月2日!」
ご夫人はパッと目を輝かせていった。
「素敵な誕生日ですね。おめでとうございます!」
「4匹生まれてね。いちばん初めに生まれてきた子は残念ながら亡くなってしまった。次に生まれたのはこの子!」
そういってチャトラ猫ちゃんを抱き上げて見せた。鼻と肉球がピンク。華奢な体つきで愛くるしい顔立ち。
「この子は動きが素早いのよ。中々、捕まえられないわ。」
「次に生まれたのがこの子!」
黒とらで骨格がしっかりしている。大きなアーモンドアイのまわりを白のアイラインで囲ってある。たくましそうだ!
「この子は何でも食べるよー!おっとりしていて逃げてもすぐに捕まえられるの」
そういうとご夫人は微笑んだ。
「最後に生まれてきたのは黒猫の女の子。主人が黒猫を欲しがっていたから、その子はうちで飼うことにしたの。」
「そうなんですかぁ。」
私と彼女は頷いた。
「この子、うちのいくと同じ柄!骨が太いから、この子は大きくなるよー!」
彼女は愛おしそうに黒とらの子猫を見つめた。
「この子はおっとりしてるし何でも食べるから飼いやすいと思いますよ。」
「この子にします!」
やっと決断した。
「受けとるのは来月になるのよね?名前は考えてある?それまで名前を呼んで育てるから。」
「幾松に似てるし、顔がハンサムだから彦松でお願いします!」
「わかったわ!」
受け取る日にちと時間を決めて、その日は解散した。

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