日常幸せストーリー 第31話 子猫⑪

日常幸せストーリー,執筆作品

午前11時を10分過ぎた頃に携帯電話が鳴った。子猫の飼い主の女性からだった。
「はい。」
「さっきから待ってるんだけど来ないから電話したの!」
「今日の午後1時に約束したはずですが…。」
「えー!11時じゃなかったの?どうしよう〰️主人と出かけちゃう。」
「今から急いで伺います!」
電話を切って待ち合わせ場所の大きなケーキ屋に急いで向かった。午後1時と念を押して伝えたつもりだったが伝わっていなかった。
「ごめんなさいねー。聞き違えたみたい。」
飼い主の女性が申し訳なさそうに頭を下げた。
女性の手作りと見られるレオパード柄のファーの巾着袋の中に子猫が顔をだして、こちらを見ていた。
「この子、まだご飯食べてないから家に着いたら食べさせてね!すぐに慣れると思います。」
そう言って巾着袋ごと私に手渡した。子猫は可愛い声でミャーミャー鳴いている。通りすがりの人がチラッと見て可愛い〰️と言って通りすぎる。
「あと、お願いがあるんだけど5月にまたこの子に会わせてほしいの。北海道に旅行に行くからおみやげ買ってくるからお願い!」
「はい!」
「また、お会いしましょう!」
この子は私が絶対にしあわせにする!心の中で決意して家路に急いだ。

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