日常幸せストーリー 第33話 子猫⑬

日常幸せストーリー,執筆作品

コンコンと、ドアを叩く音が聞こえた。
「はーい」
「エアコン工事の件で伺いました。」
その言葉に安心してドアを開けるとそこには若い20代半ばの男性と50代半ばのべてらん感漂う男性用が作業着を着て立っていた。
「どうぞ~!」
8畳部屋に案内した。
子猫の夢二は警戒して押し入れの中に隠れたが打ち合わせをしている途中ででてきて若い男性と年配男性に交互に寄っていった。
「可愛いですねー」
お二人とも猫好きで安心した。
驚いたことに年配男性の膝の上に乗って眠ってしまった。
「猫ちゃん、リラックス~」
目尻を下げて子猫の夢二を優しく撫でている。
「すみません」
私はおふたりに謝った。
「来週、工事の者が伺います。」
「楽しかったです~。可愛い猫ちゃんに会えてラッキーでした~」
同時にふたりは頭を下げ、風のように立ち去った。

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